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2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

球炎 日本流理解した采配を

中国新聞カープ情報に、またまたファンの声を代弁した記事。
何と脇が甘く、スキだらけの野球を展開しているのだろうか。勝ったから冷静に振り返られるというもので、大竹と永川の好投に救われただけである。この試合を見る限り、点が取れない打線の根源はブラウン采配(さいはい)にあり、現場が混乱を来している。

 七回までの采配は巨人打線を率いているのかと見まがう惨状だった。29日現在、広島の犠打は12球団最少で、データ通りに毎回走者が出ても連打か長打を待つだけの状態である。走者を一つでも次の得点圏に進塁させて、相手にプレッシャーをかける心理戦のかけらもない。硬軟を織り交ぜる術がなさ過ぎる。

 就任3年目でも、なぜこんな野球をしているのか。個人で局面を打開するという、ブラウン監督の信念であることは分かるが、いまだにベースボール的な発想であるのが残念でならない。貧打はプレーする日本の選手心理と乖離(かいり)が生じた結果で、チームが迷っている。

 ミーティングでは「打順は関係ない」「好きに打て」と指示しているようだが、日本の選手は打順に応じた思考を打席で捨てきれないのだ。この点を理解した采配をしなければ、対戦相手に足をすくわれる。(木村雅俊)




この記事を書いた木村雅俊記者は、大リーグ黒田番として、開幕後、一ヶ月MLBの現地に滞在し、試合も実際に観ていた人だけに記事に重みがある。

パ・リーグの外国人監督であるヒルマンも、就任、4年目にしてレギュラーシーズン1位に輝いた。それは、MLBのベースボールから、日本の野球に転換したからだと聞く。ベースボールが全て悪いのではなく、個々の選手に違和感があるのは間違いない。最低でも「犠牲バントの多用」をしない限り、ブラウン野球が脚光を浴びることはないだろう。
by takaitoko | 2008-05-01 07:16 | 広島東洋カープ