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2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

忙中閑話>連敗するには理由がある

7月16日、広島vs横浜11回戦の9回裏、廣瀬の同点スクイズは見事だった。試合後、ブラウン監督は「こういう野球を続けていくことが大事だ」と語ったという。裏返していえば、この6連敗を始め、勝てなかった試合は「こういう野球」をしていなかった証明に他ならない。

無死で俊足の走者が出ると、ワンパターンのように犠牲バント。クリーンアップの打席で、塁上の俊足の走者は全然動かない。スクイズに関していえば、今年ばかりでなく、ブラウン体制になり、同点スクイズや逆転サヨナラスクイズのチャンスは何度もあった。

この横浜三連戦で唯一、カープらしい野球と感じた場面がある。7月14日の4回裏、一死で、マクレーンはセンター前ヒット。中堅手が躊躇しているのを見て、果敢に二塁まで行ったシーン。このヒットを2塁打にする積極走塁こそ、野球の真骨頂であり、今のカープに必要なポイントであろう。

ヒットを期待できなければ、セーフティバントで揺さぶる。際どいコースのボールはファウルにする。ヒットが期待できなくても、出塁する方法はいくらでもある。走者が出れば、進塁打を打つなど、着実に走者を進める打撃は、プロ野球選手には容易いことだろう。

オールスターまで、残り6試合。果たして、ブラウン監督は「こういう野球」が継続できるだろうか?どん底の試合のなかで、それを実践するならば、必ず、道は開ける。
by takaitoko | 2009-07-17 00:11 | 広島東洋カープ