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2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

CSは夢物語か

今季、勝率5割に達したのが7月9日、中日戦で天谷がサヨナラヒットを試合であった。しかし以降、今日まで、2勝7敗。今にして思えば、7月10日の先発が長谷川で、3イニングス5失点と、結局、一点差まで追いついたが、勝率5割に届いた翌日だっただけに、この試合が今の不調のきっかけのような気がする。可能性のある長谷川を我慢して起用するのは理解できなくもない。しかし、少しでも負の要素があると試合には勝てないのは確かなことだ。




もう一つのターニングポイントは、7月15日の横浜戦。大竹が5勝となり、4-2で勝ったものの、得点は、アレックス、石原、栗原のホームランのみ。この試合で、打線は、長打を求めるようになり、大振りが目立つ。顕著なのは、シーボルで、ヒットはすべて引っ張っている。引っ張るということは、ポイントが前にあり、横浜やヤクルトのバッテリーは、右打者の外角低目のスライダーを有効に使い、ボテボテのゴロを打たせているのが実状だ。

「絶好調の時は自分が見えなくなる」という。不調の時は、あれこれ思案し、工夫もするが、落とし穴は好調の時にあるのは間違いない。今こそ、打線は、コースに逆らわず、センター返しを心がけるべきだろう。

投手に関していえば、ルイスの登板間隔と横山の起用過多に尽きる。勿論、二人の投手のおかげで勝率5割まで達したが、その分、リスクも大きく、二人とも一軍から離脱することになってしまった。裏返していえば、二人の抜けた穴を埋めるべき選手の不在、選手層の薄さが露呈した。

最後にブラウン監督の采配。交流戦で、あれほど、犠打を使い、盗塁も多用し始めたのだが、レギュラーシーズンに入ると、犠打は投手や下位打線のみ。クリーンアップにまで犠打は求めないが、エンドラン多用の采配だけでは、相手チームも対策が取りやすいのは間違いない。ヤクルトが、足の速い選手を走らせ、走者が出ると、進塁打に徹する采配をベンチから目の当たりにしている筈だが、それをお手本にする気配がない。

ルイスも、オールスター以降に復帰が先延ばしとなった。ルイスも横山も不在のなかで、もう一度、勝率5割に達することができれば、CSも夢ではない。
by takaitoko | 2008-07-20 06:17 | 広島東洋カープ