2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

観戦記>広島2-10阪神

ここまで前田健太のノーヒットノーランあり、先発投手の踏ん張りありで、カープファンは喜びに包まれていたに違いない。しかし個人的には『これは本当にカープの投手力が良いのか?相手打者の調子が悪いだけでは?』という思いがあり、素直に喜ぶことはできなかった。

この試合、試合開始直後から降り始めた雨の影響はあったに違いない。大竹も藤井にシュートがすっぽ抜けて危険球退場も不運と呼べば簡単だが、大竹の投球は明らかにコースが高めで甘く、球速の無さもあり、二失点。

二番手の篠田も急遽登板だったが、気になったのは投球練習。急遽登板した場合、審判の判断で規定の投球練習以上の球数を投げることができるが、篠田の場合、短過ぎた感がある。大竹をリリーフした回は見事だったが、次のイニングが単調だった。明らかに、ストレート、カットボールのみで、まさに力で押す投球で、カーブをまったく投げなかった。コースも甘く、単調な投球内容では打たれて当然だった。特に惜しまれるのは、一死満塁で投手ゴロ。セオリーではまず、ホームへ投げるべきなのだが、篠田は一瞬、二塁をチラ見してしまった。これで、ホームからファーストへの併殺が取れず、ズルズルと失点。








近年、カープの得点と失点で、得点よりも失点の方が大きく上回ることに疑問を抱いていたのだが、なるほど、こういう凡ミスが要因だったのだと痛感。今更ながら、投手は打者に向って投げるだけではなく、九番目の野手として、状況を判断し、ケースバイケースに対応する必要がある。篠田に限っていえば、守備のスキルに向上の余地がある。

ところで、先日の横浜スタジアム戦で首を痛めたというニック。ここ三試合(四日間)出番が無い。首脳陣は様子見で大事を取り、出場させないのか定かではないが、ニックの体調が悪いと判断した時点でバーデンと交代すべきだった。勿論、大砲は減るが、試合に出場できないのならば戦力を入れ替えるのが妥当な判断だろう。まさか、バーデンを一軍に上げてしまうとサード・堂林と競合するのが嫌というベンチの思惑はないだろうが、よしんば競合になるとはいえ、与えられた枠にはめるのではなく、競わせることも堂林には必要な時期に来ている。

ともあれ「先発投手が序盤に鋼板すると勝てない」というセオリーは今も生きている。それは明らかに選手層の薄さが原因であり、先発投手におんぶにだっこの球団体質そのものだからである。
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by takaitoko | 2012-04-10 21:30 | 広島東洋カープ