人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

忙中閑話>なぜ貧打は解消されたか

2011年5月9日現在、カープのチーム打率は.278。これはセ・リーグ一位であり、12球団一位でもある。去年までは.250にやっと届くくらいのチーム打率だったが、このデータが好調の要因だろう。

ではなぜ打率が上がったか、梵に代表されるように、ストライクゾーンの甘いコースは初球からでも打つ積極性が目立つ。これはカウントを2ストライクとされてしまうと断然、打者が不利であり、より打者としてのスキルアップが要求される。例え、空振りであってもフルスイングだと投手に威圧感を与える意味もある。かつて千葉ロッテが好調の時は、初球からでも思いっきりのよいスイングが目立った。




この積極性は、打撃コーチである町田氏の加入が大きいのかもしれない。カープOBとして阪神在籍時代から外から見て、積極性のない状況を見てきたのは確か。更に、町田打撃コーチ自身、現役の時は「右の代打」としてチャンスに強く、チーム勝利に貢献した実績も大きい。つまり代打の鉄則は「初球からスイングする」ことであり、現在のカープは概ね毎打席『代打に出てきたつもり』という気持ちを抱いているような気がする。勿論、浅井打撃コーチも同様、代打で勝負強かった二人の打撃コーチは、ある意味成功の人事ともいえる。
by takaitoko | 2011-05-09 06:55 | 広島東洋カープ