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2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

野球 : ヤクルト・小川淳司「史上最強の地味監督」(前編)

野球 : ヤクルト・小川淳司「史上最強の地味監督」(前編)
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin02/article.php?storyid=4587

借金19から貯金を持てるようになった小川監督の采配は興味深い。特に、個々の選手の持ち味を発揮させるように青木を一番に固定し、守備力に不安な畠山をレフトで起用。これは小川監督が二軍監督を経験し、選手を把握していたからであろう。




対して、野村謙二郎監督はどうだったか?二軍監督もコーチの経験もなく、いきなりの一軍監督。打線は相手投手の左右に拘り、投手も相手打線の左右に拘るという形ばかり追ってしまった。それは自分の経験上からきた采配だったに違いないが、個々の選手の特長を引き出していたのか?と問われると、そうでもない。

まず、三番・天谷。実績のないまま、オープン戦の成績が良かっただけで、クリーンアップを任されてはプレッシャーを感じ、実力を出せなかった。守備にしても、素人目にもみてセンターは天谷ではなく、赤松だったのは前日、ゴールデングローブ賞を受賞したことに現れている。中継ぎ投手も、特に経験の少ない大島を起用したのは、勝つためではなく、経験を積ませただけのシーズンで終わってしまった。

来季は「適材適所」で選手の力を如何に引き出すことができるかにかかっている。ドラフトで、トレードで、FAで、良い素材を獲得しても、生かすか殺すかは野村謙二郎監督の腕次第だ。
by takaitoko | 2010-11-12 08:07 | プロ野球