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2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

忙中閑話>なぜ「貧打」だったのか

(中国新聞)
ブラウン改革回顧 カープ担当記者座談会
http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw200910120065.html

上記記事のなかで
打率2割5分台に終わった栗原は「旧市民球場なら本塁打の打球が、新球場では入らなかった。昨年のスイングが体に染み付いたままだった」と振り返っていた。

という文章がある。




野球解説の佐々岡氏も「栗原も旧球場ならばライト方向へ打ったらホームランになったが、新球場は広いため、レフトに引っ張った方が良いだろうと思ったのでは」と語っていた。かつて、中日が、ナゴヤドームに本拠地を構えた年、最下位となったが、これも、旧球場のイメージそのままに本塁打に拘りすぎたとされる。以降、中日は、福留、英智などの強肩で守備範囲の広い選手を起用し、投手力を強化することで、優勝するチームまでになったという。

思えば、2009年の開幕戦は、対巨人戦で、ホームランの出やすい東京ドームであった。4月4日の二戦目で、栗原はホームランを打ち、選手始めファンは優勝したかと思わせる勢いがあったが、実際のところ、栗原は、4月7日の対阪神戦で、阿部健太から頭部に死球を受け、調子を落としていく。

栗原ばかりでなく、開幕巨人戦でホームランを打った赤松も同様。個人的に赤松は、フライを打った時点で、何の価値もない選手だと思っているのだが、シーズン終了まで、長打を狙うバッティングが目立った。

更に、貧打に追い討ちをかけたのが、マクレーン。フィリップスの獲得。球団は、長打不足を補うのが目的だったのだろう。しかし、これは、投手力や守備力を無視した、いわばナゴヤドームの最初の年の中日の過ちを繰り返してしまった。

また、ブラウン監督の采配も、前日、猛打賞の選手を今日はスタメンに起用しないという不可解さも貧打の要因となったのは間違いない。4番・栗原は不調。他の好調の選手を連続して起用しなければ、打線としての調子も上がらなかった。

来季、監督も変わる。個人的には、外国人野手は必要ないと思っているが、外国人野手を獲得するのならば、守備、走塁に長けた選手が基本で、ミート中心の選手を獲得したい。4番・栗原も、走者のいない場面では長打を狙うのも良し。しかし、打点を稼ぎたいのならば、ミート中心で、センターからライト方向へ、強いボールを打ち返したい。赤松にしても、フライは打たず、ダウンスイングで、強いゴロを打つ。これが、貧打解消につながるのは間違いない。
by takaitoko | 2009-10-12 04:52 | 広島東洋カープ