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2005~2013の記録


by たかいとこすきな よだえもん

忙中閑話>再考>カープはCS進出できるか

熱狂的なカープファンは「ヤクルトとのゲーム差13.5を縮めた!」と血気盛んだ。確かに、中日、ヤクルトと三連勝したが、ヤクルトは、投手力の低下。そして、中日は、もっともチームが不調だったとしか思えない。つまり、カープが強いのではなく、相手チームが、たまたま弱かった。




現に、阪神三連戦では、1勝2敗の負け越し。前日の巨人戦も、先発の内海を打ち下すことはできなかった。ブラウン監督が試合後「カープらしい野球をすれば勝てる」と語ったという。監督のいう“カープらしい”とは、先発投手が、責任投球回を無失点に抑え、打線が、先取点を取るという意味であり、これを実践するためには、相手チームのエース級の投手を打ち込むことが大前提。

現状のチーム打率は、.248。一時の貧打の時期に比べると、4分8厘ほど上がっているが、セ・リーグ5位。ブラウン監督自慢のフィリップス、栗原、マクレーンのクリーンアップも、爆発すれば良いが、機動力とは無縁で、ヒットを期待するしかない。また、守備も、以前よりも巧くはなったが、レフト・フィリップスの守備は、草野球並み。サード・マクレーンも疲れてくると、ビール腹が邪魔をして動きが悪い。ショートの小窪も、捕球してからの送球に難がある。

残り試合22で、一つの取りこぼしは大きい。投手陣が頑張っても、打てない、守れないという弱点を抱いているカープは、CSに進出できるのだろうか。結局は「負けない野球ができるか」という一言に尽きる。カープがCSに進出できた時、この4年間のブラウン野球の成果となるだろう。

野球のカミサマは、勝利の女神は、真摯に野球に取り組んできたチームに微笑む。
by takaitoko | 2009-09-12 16:37 | 広島東洋カープ